産後体力はどれくらい低下して、どれくらいで回復するのだろうと不安に思っていませんか?
産後私は
- ちょっとしたことで疲れやすくなった
- 病気にかかりやすくなりすぐ熱を出すようになった
- なんとなく不調が続く
- 生理の際不調が顕著になる
などといった体力の低下や身体の不調を感じました。

この記事にお越しいただいたあなたも、私のように、体力の低下を感じ、不安を感じているのではないでしょうか。
そこで今回は
- 産後どれくらい体力が落ちたのか
- どんな経過を経て体力が回復していったのか
- 体力が回復するまでにどれくらいの期間がかかったのか
について、私の体験談をお話ししたいと思います。

ツイッターでアンケートをとり、約600人の産後体力の回復までにかかった期間も収集しましたよ!!
- 産後なぜ体力が落ちるのか
- 体力を早く回復する方法は何があるのか
についても調べたことをまとめてありますので参考にしていただければ幸いです。

目次から読みたいところに飛ぶことが出来ます。
産後体力回復までにかかった期間
産後体力と身体が回復するまでにかかった期間を
- ツイッターで収集したみなさんの体験談
- 私自身の体験談
の両面でまとめました。
ツイッターで収集したみなさんの回復までにかかった期間
私一人のデータでは参考にならないと思うので、ツイッターで約600人(597人)にアンケートをとりました。
アンケート内容
・1人目出産後、身体・体力の回復までにかかった期間を「半年・1年・1年半・2年」の選択肢から1つ選択
・期間は2日
・最終合計票数 597票
\アンケートとらせて下さい/
1人目出産後、身体・体力の回復までにかかった期間を教えて下さい✨
・疲れやすい
・風邪や下痢など体調を崩しやすい
・原因不明の熱が出る
・生理が来たりこなかったりなどがおさまり体感として回復したまでの大体の期間をポチっとして下さい🙏🏻✨#拡散希望
— のの@にこるしゃのアフロ (@yurubata) June 19, 2019
結果は半年が一番多く45%。
ついで1年が22%、2年以上が19%、1年半が14%。

一般的に産後身体が回復するまでには1年かかるといわれているので、半年が一番多かったのにはびっくり。
産後すぐに仕事復帰するママさんも増えてきたので、体力低下を感じてもいられない状況もあるかもしれませんね。
また、今回は1人目に限定しましたが、2人目、3人目になると結果は変わってくるかもしれません。
(また追加アンケートとりましたら追記します)
一方でこのアンケートのリプ欄には、回復までに時間がかかり、大変な経験をされた方のお話も。
一年半は本当に体調崩しやすかったし辛かったなぁ( ◜ω◝ )
娘が3ヶ月の時に夫不在中に貧血でトイレで倒れて救急搬送された。。。よ
娘もタンカで一緒に運ばれたw独身の時は二徹でも元気に仕事してたからこんなにガタガタになることにびっくりした記憶( ˘ᾥ˘ )
出産ってほんとに人それぞれよね— maruko@まゆっこちゃん作 (@maruko_maruko_m) June 19, 2019
たぶん、4歳なるまでずっと体調悪かった。1人目産後から、2人目産まれてしばらくするまで、絶賛夜泣き続く中で、3ヶ月で仕事復帰からの妊娠だったし、ずーーっと寝不足だったんだよね、今思えば。
2人目が4ヶ月で寝る子になって、同時に上も寝るように。その後約1年自分も寝続けたわ💦— もっと黄緑なうどん@4y6m+2y8m (@moto_kimidori) June 19, 2019
はじめまして☆
私は産後体重がみるみる減ってしまい、産前より−7キロくらいで、体もだるくて、娘を抱っこしながらベビーサークルをまたぐとか、ヘロヘロでした。
月1くらいで謎の発熱もしてました。
元どおり動けるようになったかな、と思えたのは4歳くらいでしょうか。
あ、体重は前より増えました— ななまりも (@nanamarimo) June 20, 2019
子どもが2歳過ぎてから、わりと虚弱体質になったことに気が付きました…
実感はすごくありますし、夫にも心配されるようになりました(;’∀’)
— ゆうみ🏠ふらっとコワーキング (@coo12450) June 19, 2019
通りすがりで答えました\( ‘ω’ )/
2歳をすぎた頃にぎっくり腰になりました😇
原因は出産で歪んだ骨盤と弱った筋肉です。3歳になって余裕ができたのか、精神的な部分(変わってしまった体型を受け入れるなど)も体力もやっと回復しました😊
— おかっぱちゃん@ゆるミニマリスト (@okappachan_blog) June 20, 2019

救急車で運ばれたり、ぎっくり腰になったり、回復まで4年かかったりと、苦労された体験談がずらり。妊娠出産はその時になってみないとわからないことが多いなと改めて感じました。
アンケートをとるなかで皆さんのお話を聞いてみると、産後の回復には
- 何人目の出産か
- 出産した時の年齢
- 産後周りのサポートが受けられたか
- よく寝る子か寝ない子か
- 完ミか完母か混合か
- 妊娠中の経過
など色々なことが影響してくるので、一概にこれくらいで回復するとは言えないようです。

元々体力があっても回復に時間がかかる方もいらっしゃったので、個人差が大きく、予想も難しいのですね
私が回復するまでにかかった期間はズバリ2年
私の場合は産後の体力が妊娠前の状態に戻るまで2年近くかかりました。
- 疲れやすいと頻繁に感じる
- 免疫力が低下し病気などにかかりやすい
- 病気まではいかないものの漠然とした身体の不調を感じる
- 生理時の辛い症状が顕著になる
といった状態を感じなくなるまでに2年間かかったんです。

正確に言うと加齢と運動不足もあるので2年半経った今も完全には戻っていないかもしれません。
ただし私は、妊娠中切迫早産で2ヶ月間安静生活を送っていたため、一般的な方と比べて産後の体力低下がより顕著だったと思います。
また元々体力も人と比べるとあまりない方でした。

次の見出しでは、私自身はどれくらい体力が落ちたのか、どんな状況だったのか、どんな過程で回復したかを話したいと思います。
私の産後の体力低下の程度と回復するまでの過程
私の体力低下の程度と回復するまでの過程をまとめました。
前の見出しの中でも話しましたが、元々体力があまりなく、安静期間を過ごしたケースという前提でお読みください。
出産直後2日間〜1週間 最初は体力ゼロ
いきなり脅かしてしまうのですが、出産直後2日間は私は寝たきりになりました。

体力ほぼゼロです。
切迫早産での2カ月の安静生活を経て1週間後の出産。
前日は丸一日前駆陣痛が続き、徹夜したままの出産。
といったのも要因だとは思いますが、自力で立ち上がることはもちろん、身体を起こして座るだけでも、めまいと吐き気を催してしまう状況。
疲れすぎて呼吸以外は何も出来ないししたくない状態だったので、食べ物も夫に口まで運んでもらいました。
産後3日目にやっと自力で立ち上がることが出来、座って授乳も開始。
まだ会陰も痛みますし、母子同室だったので初めての育児に四苦八苦。頭はぼーっとしている状況でした。
- 産後すぐの体力はゼロ。2日間寝たきりに。
- 産後3日目からいきなりの母子同室が大変だった
産後1週間〜1カ月 血圧が140越え
産後1週間が経ち無事に退院すると実家での育児がスタート。
母乳とミルクを飲ませてもすぐに起きて泣き出してしまう息子だったので、本当に細切れ睡眠。
ちょっと動くと動悸がして、朝は起き上がることが辛かったです。
検診で病院に行くと血圧が140越え。
降圧剤を飲むギリギリでしたが、結局飲まずに乗り越えました。
血圧が高い状態が1カ月は続き、家事は全て親に任せて出来るだけ横たわる。
通常の日常生活も困難なくらい体力は落ちていました。
- 産後は血圧が140を超え立っているのもしんどかった
産後1カ月〜3カ月 原因不明の発熱
やっと血圧が落ち着いてきて、身体を起こして1日生活が出来るようになった産後1ヶ月頃。
親が息子をみててくれて、夫とランチを食べに行った日がありました。
外でランチを食べただけです。

夜中熱を出しました。
インフルエンザかと思いましたが陰性。
風邪の症状もなく次の日には熱も平熱に。
つまり疲労での知恵熱のような発熱。
ちょっと外出してランチしただけで疲れて熱を出すという体力のなさ。
こんな原因不明の熱を出すことが、産後3カ月までに3回くらいありました。
産後、原因不明の発熱を経験する方結構多いようで、私の周りの友人3人も経験していたようです。
発熱以外でも、下痢をしたり風邪をひきやすかったりと、なんらかしらの菌やウイルスにやられやすい状態が続きました。
(産後3カ月目にはアパートに戻り、日中は一人で子育てをするようになりました。)
- やっと血圧が落ち着いてくる
- ちょっと疲れるとすぐに熱を出してしまう
産後半年〜1年 まだまだ疲れやすい
産後半年が経つ頃には、一人で子どもを連れて買い物も行きますし、近くの公園に子どもを連れて散歩に行くことも出てきました。

しかし、本当に疲れやすいんです。
日常生活以外のことをすると途中で休憩が必要。
車移動にも関わらず、ちょっといつもより買い物に寄るお店が増えると帰宅時にはぐったり。
大好きな雑貨屋さんもあと少し足を伸ばせば行けると思っても体力がついていかない。
友達が遊びに来てくれても半日おしゃべりすると夕方には知恵熱が。
日常生活は普通に送れるものの、日常生活以上のことをするとかなり疲労を感じる状態だったんです。
それと合わせて私は混合だったのもあってか、生理が産後3カ月頃に1度来たのですが、なかなか安定せず、すぐに終わってしまったり、間隔もバラバラだったりで体調も不安定になりがちでした。
- ほんのちょっとの無理がきかない
- 楽しいことも疲れを感じすぐに体調を崩す
- 生理が来るも不安定
産後1年〜1年半 生理時の不調
産後1年が経つ頃には、ほとんど体力は戻ってきたと感じていました。
日常生活に合わせて、ちょっとした旅行やにも行くことが出来るように。
重くなってきた息子も毎日抱っこしているし、体力もついてきたと思っていました。
ところが、妊娠前と違ったことがありました。
それが生理のときの症状。
周期はだんだん整ってきていたのですが
- だらだらと長く続く
- 高温期の体温が妊娠前より高め
- 身体が重だるくて動きたくない
- 精神バランスも崩れがちで不安感やイライラが強くなる
- 生理後頭痛が必ずするようになる
といった、妊娠前にはなかった症状がありました。
婦人科でも異常はありませんでしたが、産後生理の様子が変わる人は多いようです。
大体生理の1週間くらい前から不調が出始め、だらだらと続くと2週間くらい生理の症状があるので月の4分の3は不調。
直接体力の低下とはいえないかもしれませんが、疲労感を感じる要因となっていました。
- 体力はほぼ回復
- 生理の様子が妊娠前と変わる
産後2年 ほぼ体力回復
産後2年がたった今、生理の不調も漢方を処方してもらうことで改善し、体力もほぼ戻ったと思います。
あとは、加齢と共に何もしないと体力が落ちていくのは当然なので、少しずつでも身体を動かすように意識していきたいと感じています。
- 産後2年でほぼ元通りに
- 生理の不調は早めに婦人科で相談しよう

個人差が大きい産後の体力低下。次の見出しからは、そもそもなぜ産後体力が低下するのかと、回復を早める方法を紹介します
産後体力が低下する原因
産後体力が低下する原因として考えられるのは以下の6点です
- 妊娠中の筋力低下
- 産後のホルモンバランス
- 授乳による栄養不足
- 寝不足
- ストレス
- 乳腺炎や腰痛、腱鞘炎といったトラブル
- 体質の変化
妊娠中は通常より運動量が減り、全体的に筋力が低下します。
また、産後は急激にホルモンバランスが崩れ、自律神経の乱れや精神状態の不安定、体力の低下を招きやすくなるんです。
それに加えて授乳による栄養不足、小刻みな睡眠による睡眠不足、慣れない育児への不安やストレスと体力低下の要因は沢山。
授乳中の乳腺炎などのおっぱいトラブルや、長時間の抱っこによる腰痛・腱鞘炎なども疲れを感じる原因となりますね。
産後しばらくたっても生理の様子やアレルギーの出方など体質が変わってしまうこともあるようです。

産後の体力低下には色々な要因が複雑に関わっているんですね
参考 ココマガ 産後に疲れやすいのはどうして?産後の疲れの原因と解消法(専門家の監修有)
産後の体力をより早く回復させる方法
産後の体力、出来るだけ早く回復させたいですよね。

安全に無理なく健康的な状態に回復するために有効なことを調べてまとめました。
産後の体力をより早く回復させるための方法は大きく分けて次の4つです。
- 産後1カ月は無理をしない
- 栄養をしっかりとる
- 骨盤を整える
- 運動は余裕が出てから少しずつ

1つずつ説明していきます。
産後1ヶ月は無理をしない
昔の人も産後1ヶ月で床上げという言葉を使っていました。
つまり、産後1ヶ月はいつでも横になれる状態にして出来るだけ身体を休めることが大切。
ここで無理をすると、回復が遅くなります。
私は産後2日間寝たきりだった後に3日目から母子同室で頑張ったのですが、今思えばもう少し段階を経ても良かったのではと感じています。
寝たきりだったのがいきなり赤ちゃんのお世話を開始し、睡眠も細切れ。
これが産後1ヶ月続いた高血圧につながったのではないかと思うんです。
産後1ヶ月は出来るだけ身体を横たえて身体の回復に努めること。

しっかり回復させることでその後の経過が変わってきます。
栄養をしっかりとる
産後の身体は出産を経てへろへろなのにも関わらず、授乳をしなければなりません。
自分も出産で出血しているのに、血液を養分に変えて赤ちゃんに与えなければならないんです。
言うまでもなく出産前より栄養が必要。
ここで栄養が不足すると、身体の回復も遅くなり、貧血を起こしたり、母乳の出が悪くなったりといったことにつながります。
自分のためにも赤ちゃんのためにもバランスよく栄養をとって身体を回復させましょう。
ただし産後は、身体を休めることがとても大切。
里帰りでご飯をつくってもらえる場合はよいのですが、そうでなければ、冷凍の宅配弁当が便利。
- 栄養バランスの整った身体に優しい食事をチンするだけで食べられる
- ご主人や上のお子さんなど他の家族の食事にもバッチリ
- サプリを摂取しても結局は食事も食べる。それなら食事を整えてバランスよく栄養を摂るほうが効率がよいしコスパもいい
私自身が必要性を強く感じたので、おすすめの宅配弁当を実際注文して比較しまとめた記事はこちら。


身体をしっかり休めつつ、栄養もしっかりとりましょう。
骨盤を整える
産後の骨盤はゆるゆるのガタガタです。
私の出産した産院では、産後すぐにサラシで骨盤を支えてくれました。
骨盤がズレてしまうと身体の不調につながります。

逆に言えば、産後は正しい骨盤の形に整えるチャンス。
産院の先生や助産師さんにアドバイスをもらいながら、正しい位置になるようゆっくり整えていきましょう。
私は産後3ヶ月の頃に整体の仕事をしている知り合いに骨盤矯正をしてもらいました。
そのとき聞いたアドバイスものせておきます。
- 同じ方の足で組んで座る癖があれば、左右バランスよく組むように気をつける
- 地べたに座る時はあぐらか正座がよい
- 骨盤矯正は1回で完璧にはならない、定期的に行って、こまめに整えることが大切
また、産後の体型を気にしてガードルを使用する方もいると思いますが、産後1、2ヶ月は骨盤ベルトなどで骨盤を整えることが先決。
骨盤が整っていないといくらガードルで押さえ込んでも、お腹が出てしまう原因になります。
運動は余裕が出てから少しずつ
産後1度落ちた体力は、やはりある程度運動を心掛けないと元の体力までは戻りません。
ただし、何度も説明しているように、産後は身体を休めることが何より大切。
しっかり休めて身体を回復させ、育児に少し余裕が出たら、赤ちゃんと一緒に散歩をするところから始めましょう。
お子さんを抱っこしながらのスクワットもおすすめ。
赤ちゃんがぐずったときに抱っこしてスクワットすると泣き止むこともよくあります。

赤ちゃんはゆっくり体重が増加していくので、緩やかに段階を踏んで負荷が上がっていき、負担になりにくいですね。
産後すぐは無理をせずゆっくりと体力回復させていこう
今回は、産後の体力はどれくらい落ちて、回復するまでにどれくらいかかるのかについてまとめました。
産後体力が落ちる原因と、より早く回復させるポイントも参考にしていただければ幸いです。
ただし、これは個人差もかなりあります。
妊娠前の体力や妊娠中の生活、出産の時の状況やホルモンのバランスの崩れ具合など、色々な要因によって変わってきます。
とにかくどの方にも言えるのは、産後すぐはしっかり身体を休めること。
産後すぐに仕事復帰される方は特に意識して身体を休めるようにしましょう。大丈夫だと思っていても無理がかかっている場合もあります。
産前の両親学級などでもお話があると思いますが、家族のサポートも必要。
旦那様にも、しっかり休めることで回復がスムーズになることを伝え、出来るだけ支援を求めましょう。
無理をすると収まっていた出血が再び増加したり、高血圧・貧血で倒れてしまうなど、思わぬ事態につながることもあります。

とはいえ無理をせざるを得ないという方もいらっしゃいますよね・・・。
地域によっては、産後の家事代行を担ってもらえるサービスや母子で一緒に泊まり込みでケアしてもらえる施設があるところも。
宅配弁当や宅配食材など、普段使用したことがない物も、産後の数か月間だと割り切って、思い切って頼ってみるのも手です。(私は産後2年たった今でも頼ってます 笑)
焦らなくても身体が回復してから徐々に体力を回復していけば大丈夫。

栄養をとって、出来るだけ身体を休めて、決して無理はしないで下さいね。
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