お子さんの便秘で救急にいったことはありますか?
便秘で嘔吐することがあるって知っていますか?
私はついこの間息子の便秘で夜間救急に行き、その後息子が嘔吐するという経験をしました。
そのときの経緯と経過をまとめたいと思います。
2歳の息子の普段の便秘の状況
息子は赤ちゃんの頃から便秘体質で、4か月頃1週間出なくて病院で浣腸してもらったことがありました。
その後は3日に1度出るくらいの頻度。
踏ん張るときに上手く力が入れられず、排便するのに時間がかかったり(40分くらいかかることも)、力んで吐き戻すというのが1歳半頃まで続きました。
1歳半を過ぎ、油分を摂取することが増えた頃からはそれほど排便に時間はかからなくなっていました。
1歳ころの便秘の状況
- 3日に1度くらいのペース
- 排便時にお尻の穴が切れて出血することも
- 食後すぐに踏ん張ると吐き戻す
2歳の便秘の現状
- 2.3日に1度は出ている
- 多少硬めだが切れることは少なくなった
- 踏ん張るときに吐き戻しそうになることもまれになった
正直なところ、だいぶ改善し、あまり便秘で悩むことも少なくなってきたと思っていました。
突然腹痛を訴える息子
その日は排便がなく3日目。
そろそろ今日は出るかと思っていたのですが何度か踏ん張るものの出ず。
特に普段に比べて特別機嫌が悪い様子もなく、夕食の時間(18時15分頃)になったのでご飯を食べさせていました。
食べ始めて5分ほどすると突然、椅子から立ち上がり、「痛いーーー」と言ってお腹を抑える息子。
「お腹痛いの?」
と声をかけると泣き始めます。
私の膝の上で丸まったり、「うんち」と言って立ち上がって踏ん張ろうとしたりするのですが、力が入らず泣いて床に寝そべるという状態。
何度もうんちをしようとするのでなんとなく原因は便秘かなとは思ったのですが、今まで便秘でお腹を痛がることは全く無かったので困惑しました。
お腹をのの字でさするなどして排便を促そうとしたのですが、本人が踏ん張れないのでなす術なく、ただただ泣く我が子のそばでオロオロ。
夫に息子がお腹が痛いと言って泣いているとメールを入れると帰ってきてくれるという返事が来たので、とりあえず帰宅を待つことに。
その間も息子は泣き続け、その日はお昼寝がいつもより短かったこともあってか、眠気も出てきて余計に大泣き。
便秘じゃなくて何かの病気とかだったらどうしようと不安な気持ちでいっぱいでした。
夜間救急へ
やがて18時40分頃夫が帰宅。
泣き止む様子がないので、病院に行くことに。
一番近い夜間救急を受けてくれる病院に電話すると、「今日は混んでいるし、小児科の先生もいないけどそれでもよければ…」との返事。
小児科の先生じゃなくても正しい診断をしてくれるのか、便秘だったとして浣腸などしてくれるのだろうかと迷い、「#8000 子ども救急電話相談」にも電話。
自宅にイチジク浣腸など無いようなら対応も出来ないし、泣き続けているなら見てもらうしか無いとのことで急いで病院に向かうことにしました。
※腹痛の原因は便秘だけではありません。腸重積など、早い処置が必要なケースもあるので、迷ったら受診することをおすすめします。
病院に着いたのは19時5分頃。
救急の受付で「電話した〇〇です」と名乗ると、保険証・診察カード・受給者証 の提示をして、待合室でまつよう言われました。
(同時に現在の状態を記入する用紙ももらい、書いて提出しました)
ちょうどこちらの病院には発達相談で通っていたので診察カードを作ってあり、スムーズに対応してもらえて良かったです。
夜間救急に行く際の持ち物
- 保険証
- 母子手帳(息子は今回使用しなかったが、もし何かあったときに記録してある母子手帳があると安心)
- 診察カード(かかったことのある病院の場合)
- 冬はひざ掛けなどあると待ち時間にソファーに寝かせたいときに便利
- オムツ・おしりふき(便秘での受診なら多めに持っていくと安心)
- 余裕があれば着替え(浣腸後しばらくして排便があった場合漏れることもある、嘔吐する危険性もある)
問診票で聞かれたこと
- 年齢と体重
- 現在の症状
- いつからか
- 熱はあるか
- 症状が羅列してあるところから今ある症状を選択して○を付ける
- 機嫌はいいか
- 食欲はあるか
- 水分は取れるか
しばらくすると看護師さんが様子を聞きにきてくれ、熱はあるか、嘔吐はあるかなどの質問をされ、酸素濃度なども測ってもらいました。
その時は熱も嘔吐も無し。
(ただ、顔色だけは悪かったのを覚えています。)
看護師さんの方では、救急で来た人たちの優先順位を決め、診察の順番を決める手配をしてくれます。
私達のあとから車椅子で咳き込んでいるお年寄りが来たのですが、その方の方が先に診察を受けていました。(喘息か何かで点滴をしてもらったようでした)
30分ほど待つと名前を呼ばれて診察室へ。
私達より前に来ていた若いお兄さんもいたのですが、その方よりも先に診察の順番がまわってきました。
待っている間も息子は泣き続けていたので、少し早めに呼んで下さったのだと思います。
対応して下さった先生はとても優しそうな方で、状況を整理し、息子のお腹を見てくれることに。
お腹を触った時に、なんかものすごく硬いものがあるけど、何か言われたことある?ときかれて心臓が3回転しながら「ないです!!」と答えたのですが、「たまっているのかな」との返答。
とりあえず浣腸してみましょうとのことで、処置のベッドヘ。
看護師さんが息子を横向きに寝かせて浣腸を入れてくれました。
5分ほどすると踏ん張り出す息子。
無事に固めのうんちが出てきて、泣き止み、機嫌もよくなりました。
先生も見にきてくれて、再度お腹をさわり、「あっ硬いの無くなってる無くなってる」と一言。
ほっとする私達夫婦。
良かった良かったと病院を後にしました。
ちなみにこのとき支払った金額は500円でした。
就寝後息子が嘔吐
散々泣いて、踏ん張ってヘトヘトの息子は眠気マックス。
うとうとする息子の身体を拭いてやり、パジャマに着替えさせるとリビングに子ども用の布団をひいて寝かせました。
(うちでは私達夫婦が寝る時間になるまではリビングで寝かせて、寝る時間になったら寝室に運んでいます。)
やれやれと自分達の夕食も終えて一休みしていると、息子がもぞもぞ。
寝返りをうつのかなと思ったら、「んーっ」と小さく唸っていきなり嘔吐。
横を向いて寝ていたので詰まることはありませんでしたが、びっくり。
そのまま2度ほど嘔吐しました。
特に大きな声を出したり泣くこともなく嘔吐したので、リビングに寝かせていなかったら気づかなかったと思います。
半分寝たままの息子を着替えさせて座布団など洗濯しバタバタ。
その後は嘔吐することもなく、スヤスヤと朝まで眠っていましたが、私はいつまた嘔吐するかと気が気でなくほとんど寝れませんでした…。
翌朝の息子の様子
翌朝起きると息子はいつも通りな様子。
機嫌もよく、朝食も食べました。
ツイッターでこの一連のことをツイートして、リプでやりとりをしていると、便秘で嘔吐することもあるとの情報が。
息子の場合腹痛も、あったので胃腸炎なども心配したのですが、けろっと回復したので、おそらく便秘が原因だったのではないかと思っています。
便秘を侮ってはいけない
今回は、2歳の息子が便秘で夜間救急に行き、その後嘔吐したときのことをまとめました。
まだ息子は2歳で若干なりとも意思疎通が出来たので、私も便秘と予想できましたが、言葉を喋れない幼い子なら、何で泣いているのかわからなかったと思います。
今回息子は普段と比べて特別長期間便秘になっていたわけでもなかったのですが、突然腹痛を起こしてしまいました。
こんな時に、自宅でイチジク浣腸などを常備していれば、もっと早く対応ができ、夜間救急も利用しなくて済んだかもしれません。
お医者さんが言っていたのですが、冬は特に水分を摂ることが少なくなり、冷えもあったり、身体を動かす機会も減るので、便秘にはなりやすいとのこと。
出来るだけ便秘の習慣がつかないように、毎日排便させてあげるように促してあげることが大切なようです。
いつもに増して便秘にならないように気をつけてあげる必要があると反省しました。
この経験が誰かの役に立ったらと思い、今回の記事を書かせていただきました。参考にしていただければ幸いです。