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私が切迫早産になったときの原因を分析してみた

切迫早産 原因
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妊娠中、いきなり切迫早産と診断されて動揺した方も多いと思います。

 

私も、その一人です。

 

妊娠26週のときに突然切迫早産と診断され、その日から寝たきり生活になりました。

正直自分が切迫早産になるまで、切迫早産という単語すら知りませんでした。

 

それまで何の問題もなく順調に過ごしていた妊娠生活が、その日を境に一変。

 

1か月自宅安静、1か月入院を経験しました。

 

なんせ切迫早産についての知識が何もなかった私は、その日から切迫早産について調べまくりました。

 

しかし、切迫早産原因はまだまだあきらかになっていないことも多く、納得がいく答えがあまり見つからず…。

 

「なんで切迫早産になったのだろう」ともんもんとしながらすごす日々を過ごしました。

 

そこで、そのときに私が自分で調べたことに加えて、自分の実体験を踏まえ、切迫早産について分析したことをまとめたいと思います。

 

目次から読みたい箇所に飛ぶこともできます。

 

私の切迫早産体験記はこちら

【体験談】切迫早産 兆候〜退院まで 2カ月間の安静生活のすべて

 

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切迫早産の定義って何?

妊娠22~36週の間に子宮収縮が頻繁に起こったり、子宮口が開いたり、破水して羊水が外に漏れている状態。

日本産科婦人科学会参照

子宮頸管が短くなり、早産となる可能性がある状態。

日産婦誌59巻11号 参照

定義としては上記のような状態のことを言います。

 

流産:妊娠22週未満の出産

早産:妊娠22週0日~妊娠36週6日までの出産

となるので

 

切迫早産は、妊娠22週0日~妊娠36週6日までの間に頻繁におなかが張ったり、子宮頸管が短くなっていたり、子宮口が開いてしまったり、破水してしまう状態のことをいいます。

 

切迫早産の判断基準は?

  • 規則的子宮収縮(お腹が頻繁に張る)があるか
  • 子宮頸管(子宮と膣をつなぐ部分)が短くなっているか

が判断基準となります。

 

一般的には、子宮頸管が2.5センチを切ると切迫早産という判断がくだるようですが

色々な方の体験談を見ると、病院や産院によってその基準は若干異なります。

 

私の通っていた産院では、3センチを切った段階で切迫早産と言われ安静にするようにと言われました。

 

また、子宮頸管が短くなっていなくても、頻繁に定期的なお腹の張りがある場合や、出血がある場合などは、医師の判断で切迫早産と診断される場合もあるようです。

 

 

切迫早産の原因は?

定義から考える

日産婦誌によると

妊娠高血圧症、胎児不全、子宮内胎児発育遅延、常位胎盤早期剥離、子宮内胎児死亡、喫煙、薬物、ストレス、遺伝因子、絨毛羊膜炎、早産既往、頸管無力症、細菌性膣炎、尿路感染症、歯周病(歯周病があると7倍早産のリスクがある)

が原因として記述されています。

 

この中で私にあてはまる可能性を考えると、歯周病ではないけど虫歯があったこととストレスくらい…。

 

でも、私は妊娠中仕事は辞めて簡単なパート(しかも座ってできる仕事)くらいしかしていませんでしたし、アパートで夫と二人暮らし、献身的な夫なので特にこれといって大きなストレスが思い当たらない…。

 

そうなると虫歯がいけなかったのか…?

なんか納得いかず。

 

そこで当時を振り返り、私が切迫早産になった原因を分析しました。

 

定義に当てはまらない私が、切迫早産になった原因を分析してみた

 

定義に当てはまらず、原因不明だった私が、切迫早産になった原因を色々と分析してみました。

 

極度な体重制限

私は妊娠中かなり体重の増加に気をつけていました。

  • 夜は炭水化物を少量に
  • 朝は散歩
  • おやつはなし
  • 検診の前日の夜はサラダだけ

 

それは体型を維持するためでもなんでもなく、ただただ通院していた産院が体重制限に厳しかったためです。

 

ただ、普通の人は、そんなにきっちり正確にそれを守らず、ほどほどに管理する方が多いと思うのですが、私は変に根が真面目でびびりなもので、絶対に怒られたくないと思い、かなり頑張ってしまいました。

 

今思い返しても、あそこまでやらなくても良かったと思う。うん。

 

しかも、糖質って摂らなすぎると、逆に少ない糖質を最大限吸収しようとして、太りやすくなるっていうデータもあるみたいです。

 

塩分と余分な油だけ気にして、普通に和食中心の食生活を送っていれば、一月1キロを多少オーバーしてもそこまで気にしなくていいんじゃないかなって思います。(妊娠前の体重にもよるかもしれませんが…)

 

体重制限を厳しくやり過ぎると、まず大きなストレスがかかります。そして主食のお米をあまり、食べなくしてしまったり、肉類を摂らなくしてしまうと、筋力や体力が落ちます。栄養も不足します。

 

これは大きな原因の一つだったのではないかと思っています。

 

パートの仕事環境

妊娠が発覚してからのパートの仕事内容は、野菜の梱包と事務仕事。

基本的に座ったままで出来る身体に負担の無い内容にしていただきました。

 

ただ、事務所は建物の2階、梱包は外の建物の中で季節は夏でした。(ちなみにうちのアパートの部屋も2階)

その二つの仕事をしていると、意外と階段の上り下りをすることも多く、夏で外の建物にはクーラーもなかったので、暑くて疲れやすかった記憶があります。

 

もともと体力や筋力が普通の人より無かった

もともと私はどちらかというと運動は苦手な方で、日常的な運動はしておらず、結婚して仕事をやめてからは余計に体力は落ちていたかもしれません。

 

日常生活は普通に送れるだけの体力と筋力はありましたが、本当にその程度しかないという感じでした。

 

ちなみに体型もどちらかといえば痩せ型の小柄です。

 

子宮は、骨盤底筋という筋肉で支えられているということを知ってますか?

 

子宮を支えている骨盤低筋が弱ければ、子宮頸管にも負担がいきます。

この骨盤底筋は体のほかの部分の筋肉と同じように、使っていないとどんどん弱っていくそうです。

 

私はもともと体全体の筋肉が強くないほうだったので、この骨盤底筋も弱っていた可能性が考えられます。

 

買い物は1週間分まとめて買うことが多かった

パートもしていると、疲れてしまい、こまめに買い物にいくのが面倒だったので、まとめて買うことが多かったです。

 

妊婦は重いものをもってはいけないというのはよく知られていることですよね。

 

一応気をつけて、重くなったときは小分けにして往復して運んだりしていましたが、身体には負担になっていたのかもしれません。

 

体質的な原因

「まあ、体質的な物もありますからね。」

 

これは病院でも原因が不明の場合によく言われる言葉です。

 

そもそも切迫早産になりやすい体質と言われてしまうともはや何もいえませんし、対応のしようがありませんよね…。

 

たしかに私がこうやって挙げている原因全てを妊娠中に網羅している方なんて沢山いると思いますし、上にお子さんがいて、その上働きに出ていたりしたら精神的にも体力的にももっと無理をしている方なんて沢山いらっしゃいます。

それでも大丈夫な人は大丈夫なんです。

 

切迫早産になりやすい人って?

 

切迫早産の原因について考えてきましたが、切迫早産になりやすい人はどんな人なのでしょうか。

 

専門医の先生によると、切迫早産になりやすい人の特徴は以下の9点です。

  • 過去に早産もしくは切迫早産になった方
  • 円錐切除を行った人
  • 喫煙者
  • ストレスや重労働
  • 多胎の妊娠
  • 膣内環境の悪化
  • ポリープや絨毛膜血腫などにより出血している方
  • 子宮筋腫や子宮腺筋腫を患っている方
  • 虫歯や歯周病を患っている方

 

最近の研究では、膣内の乳酸菌が減ることによって炎症や感染が起こしやすくなるともいわれています。

乳酸菌が減ってしまう要因としては、ストレスやアンバランスな食事、喫煙、温水式洗浄器の使いすぎなどがあげられます。

温水式洗浄器は使いすぎると肛門に当たった洗浄水が膣に入り、大腸菌などを運んでしまうリスクが。

 

防げる要因は出来るだけ防いで生活していきたいですね。

 

参考・引用 メディカルノート 切迫早産の原因とは?ー子宮のはり・収縮はなぜ起こるのか(浜松医科大学医学部 産婦人科学 教授 金山 尚裕先生)

 

切迫早産にならないために

 

本当に何をしても大丈夫な人もいるのですが、どうしても切迫早産になりやすい人もいます。

 

中には子宮頸管無力症で頸管を縛る手術をされる方もいらっしゃいます。

 

そして全体の約5パーセント、20人に1人の確率で早産になる方もいらっしゃいます。

 

「体質的なものだから…。」と言われてしまうこともあるかもしれません。

それでも、自分で防げる範囲のものは出来れば防ぎたいですよね!

 

私も次の妊娠のときには今回のことを振り返り、出来るだけ気をつけて、切迫早産をさけられればいいなと思っています。

 

気をつけていてもどうしてもなってしまったという方はこちらの記事をおすすめします。

私が実際に実践し、効果のあった切迫早産の改善方法です。予防法としても使えます。

私が実践して効果の出た、切迫早産を改善させるための3つの方法
私が切迫早産で安静・入院となった際、自分で調べ実践した改善方法についてのまとめ。私はこの方法で正産期を無事迎えることが出来ました。

 

今、切迫早産で安静にしていらっしゃる方々が、今日も一日無事に過ごし、少しでも穏やかな明るい気持ちでまた明日を迎えられますように…。

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