切迫早産の入院。
それはある日突然訪れます。
私は妊娠32週の検診に行ったら、その日から家に帰れなくなりました。
結局正産期に入る37週まで入院。
- 入院になるとどんな生活を過ごすの?
- 食事は?
- 点滴はどうだった?
そんな入院生活への疑問に、実際1カ月と1週間入院を経験した私がお答えします。
長い入院生活を送ると色々な思い出もありますので、合わせて紹介。
一つの体験談として参考になれば幸いです。
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切迫早産で自宅安静中の過ごし方 ちょっとの緩みで入院に【体験談】
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入院中の1日の過ごし方
切迫早産で入院するとどんな生活がはじまるのでしょうか。
私が実際に経験した入院生活の1日の過ごし方はこんな感じです!!
8:00 起床
8:30 検温
8:40 NST(ノンストレステスト)
9:00 回診
12:00 昼食
14:00〜 面会時間・空いている時間にシャワー
14:30 検温
19:00 夕食
20:00 面会終了時間
21:00 消灯
基本的な流れはこんな感じ。
シャワーは3日に1回でした。
これに定期健診や血液検査などが入ってきます。
誰かが面会に来てくれると時間が早くたつのですが、一人の時間はかなり長いです。
入院中の食事
私の病院では、妊娠中の入院の人も、産後の方と同じ食事が出ていたので、ご飯の量がものすごい量でびっくりしました。
入院するまでは、体重コントロールにかなり気を使っていたので、ご飯は1回100gにしていたのですが、当たり前のように200gのご飯が出てきて驚愕。
食べ切ることが出来ず、もったいないので看護師さんに言って減らしてもらいました。
おかずは薄味。
メインのお肉の量も若干少なめ。
野菜モリモリ。
ご飯の量はドーン。
それが入院中の食事のイメージです。
でも出汁や酸味を使っているからか思ったほど不味くはなく、結構美味しかった…。
おかずがヘルシーだからか体重も急激に増えたりもせず、あんなに我慢してお米の量減らしていたのが馬鹿らしく思えたくらい…。
自分だとヘルシーで栄養バランスの整った食事を作り続けるの大変だったので、その点は出された物を食べていればいいので、入院中の方が食事面では精神的に楽でした。
切迫早産治療の点滴の副作用
私は最初糖尿の疑いがあったので、マグセントという点滴薬を使用しました。
もう1つのウテメリンという薬はブドウ糖が入っているそうで、糖尿が出ている方には使えないとのこと。
副作用は
- 熱っぽい火照りと動悸
- 手の震え
- 血管が痛む血管痛も少し
あーしんどいなぁと感じる身体の重さを体感しました。
熱が出て血圧も高くなっている時のような感覚。
血管痛は、私の場合、指している方の手がズキズキと痛みました。
その後糖尿の疑いが晴れたのでウテメリンに変更。
ウテメリンの方が副作用は軽く感じました。
それでも少し熱っぽいような感覚はありましたね…。
夜は氷枕を使用するか看護師さんが聞いて下さり、火照りが強いときは使用して寝ていました。
副作用は最初強めに感じるのですが、長く使用していると次第に身体が慣れてくるそう。
実際私も最初の頃よりだんだん身体がなれてしんどさが軽くなっていくのを感じました。
その他の副作用で、私の場合は脈が通常より早めになり、その影響かお腹の赤ちゃんも脈が早くなっていたので心配したのですが、助産師さんいわくそれほど心配する必要はないとのことです。
入院中辛かったこと
入院していたにも関わらず子宮頚管が短くなっていったとき
入院して2週間辺り(妊娠34週)のとき、安静にして点滴もしているにも関わらず頚管が短くなっていってしまった時がありました。
ただただこれ以上悪化しないように祈ることしか出来ず、とにかく不安な日々。
どこまで短くなってしまうのだろうか
このまま産まれてしまったら…。
こんなに安静にして嫌な点滴も頑張っているのに…。
切迫早産期間の中で一番不安だったのがこの時期でしたね…。
入院3週目に入るとまた回復し、その後は安定していました。
点滴の差し替え
私の入院していた病院では4日に1度点滴の差し替えがありました。
私元々注射に弱くてですね…。
横になって打ってもらわないと脳貧血起こしてしまうのです。
血管も細く、看護師さんにはかなりご苦労をかけました。
だんだん打てる場所が少なくなっていくんですよね…。
何度か脳貧血を起こしたこともありましたがなんとか1ヶ月乗り越えることができました。
本当に頑張ったなぁと産後も腕の点滴跡を見ながら思い返した思い出が…。
私のような点滴の差し替えが苦手な方はこちらの記事もどうぞ。
点滴のライトの点滅で眠れない
私の入院していた病院の点滴はライトが常時点滅しているタイプでして。
夜中それがチカチカするのがなかなかにストレスでした。
目を閉じていても感じるチカチカの光。
しょうがないので目の上にタオルを置いて寝ていたら、ある朝ライトの所に脱脂綿を貼ってくれてあって、看護師さんの優しさを感じました。(笑)
おまけ 切迫早産入院あるある
入院中に起きた事件
スーパームーン事件
入院中ちょうどスーパームーンのときと重なったんです。
大きな満月が登るときですね。
妊娠中や出産が月の力に影響を受けるという噂聞いたことあります??
いやいや都市伝説だろうと思っていたんですけどね、妊娠35週の満月の日にの夜中。
いきなり腰がずーーーんと重だるく痛くなったんです。
しばらくすると落ち着くのですがまたちょっとすると痛くなる。
助産師さんに言うとすぐに先生に診てもらうことに。
このときちょうど頚管が短くなってしまっていたときで、私は「あぁもぅ産まれてしまうかもしれない。でも35週なら助かる可能性も大きいし、頑張ろう」と勝手に決意を固めていました(笑)
結果陣痛には繋がらず翌朝には痛み無し。
なんか恥ずかしかったです(笑)
でも後日談なのですが、息子が産まれたのはそれから1カ月後の満月の夜でした。
満月の夜には、気をつけましょう…。
血管に空気事件
新人の看護師さんがいて、点滴の管の取り替えをしてくれたときがあったんですよね…。
やり方をみていると、どうも前の方とやり方が違う。
繋がれたのは80パーセント空の管。
ん…?んー??
そうこうしているうちに管をつたって空気がすぐそこまできている!!
えっえっ血管にこんなに空気入れたらまずいんじゃないの!?どうなの!?
あわててググる私←看護師さんに聞け
どうやら、点滴の管1本分くらいの空気なら大きな問題はないそうです…。
(10ml以上の空気が入らなければ平気)
参考
注射で血管に空気を入れられました|科学コミュニケーターブログ
どうやら、入りすぎた空気は血管から吸収されるまたは、肺でフィルターにかけられて咳として排出されるらしい。
点滴というのは、静脈という体の隅々からの血液が戻ってくる血管に刺します。
ここで少量の空気を吸い込んだ場合ですが、心臓の右側の上部(右心房といいます)に入って、その下の押し出しポンプである右心室という所から押し出されて、この血液は全部、まず最初に肺に行きます。すると、肺は非常に細かい血管で出来ていて、酸素と炭酸ガスの交換をやってる事はご存知だと思いますが、かならず、この細かい網目の血管でひっかかってしまいます。
大抵の場合、その際に咳が出ます。この状態になればほとんど大丈夫です。
なお、量がほんのわずかの場合は咳も出ずに、普通に肺でガス交換されてしまいます。教えてgooの返答コメントより抜粋
咳が出た。
生きてて良かった。
切迫早産での入院を乗り越えよう
切迫早産での入院、辛いですよね…。
体感的には健康なのに、病人のような毎日を過ごさなくてはならないので精神的にストレスたまります…。
私は自宅安静の時の方が日中誰とも言葉をかわすことができず、食事もレトルトばかりで病んだのですが、入院中も点滴と夜中よく眠れないのがかなりストレスでした。
ただ、入院中は、もしちょっとでも不安なことがあったらすぐに聞くことが出来る安心感は大きかったです。
- ちょっとお腹がいつもより張るな…。
- 腰が痛い気がする。
- 体調がなんだかすぐれない。
家にいると産院に連絡すべきか、見せにいくべきかとあれこれ悩み心配がつのりますが、病院なので検温の時などに気楽に聞くことができます。
出来るだけ、横になったままでも楽しめることを見つけ、出来るだけリラックスして過ごせるといいですよね…。
ストレスたまるけどね。
うんうん。
不安な気持ちもあるよね。
うんうん。
あなたが無事に正産期を迎えられることを、心からお祈りしています!!
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