私は妊娠26週から2カ月間安静生活を送り、自宅安静・入院を体験しました。
その体験を元に
- 切迫早産の兆候はあったのか
- 原因はなんだったのか
- 診断がくだったときの状態はどうだったのか
- 自宅安静中の生活ではどれくらい安静にしていたのか
- 入院中の生活はどうだったか
- 退院後の体力の落ち具合はどうだったか
など、切迫早産の予兆を感じたところから、自宅安静・入院・退院後までの、当ブログ内の体験記をまとめました。
- 妊娠中でなにか体調に不安がある方
- 切迫早産の診断を受けて不安な方
- 安静中の生活の体験談を聞きたい方
の参考になれば幸いです。
切迫早産の予兆は2つありました
私が切迫早産と診断される前までに感じた予兆は
- お腹が張ることが増えた
- 疲れやすくなった
の2つでした。
正直言って初めての妊娠だと、どんな状態が異常なのかわからず、自分で気づくことが難しかったです。
私の経験上
- 座っているだけでもお腹が張る
- 横になっても張りがすぐにはおさまらない
- 横になっていても張ることがある
- 日常生活を送る中で横になりたいくらいの疲労感を感じる
ということがあれば、受診して見てもらうことをおすすめします。
切迫早産は初期の頃はエコーだけだと気づかれないことも多いです。
なにか変化を感じたら、先生に申し出て、内診してもらいましょう。
切迫早産の予兆について詳しくはこちら
原因は不明?私の切迫早産の原因を分析してみました
切迫早産の原因は
日産婦誌によると
妊娠高血圧症、胎児不全、子宮内胎児発育遅延、常位胎盤早期剥離、子宮内胎児死亡、喫煙、薬物、ストレス、遺伝因子、絨毛羊膜炎、早産既往、頸管無力症、細菌性膣炎、尿路感染症、歯周病(歯周病があると7倍早産のリスクがある)
が原因として記述されていますが、未だ原因不明なことも多いです。
私自身、一般的に言われているこのような原因に当てはまることがあまり思いつきませんでした。
ただ、実際の自分の妊娠生活を振り返ると
- 体重管理のやりすぎ
- 重いものをもった
- パートでの仕事環境
- 元々筋力が弱く体格も貧弱
など、身近な日常で考えられる原因もあるのではないかと感じたんです。
とにかく妊娠中の身体は普段とは違う。
無理をせずに、できるだけストレスをためずに過ごすことが大切だと思いました。
私自身が、自分の経験を振り返って、原因と考えられそうなことをまとめた記事がこちら。
診断を受けてから過ごした自宅安静の体験談
ある日突然くだった切迫早産の診断。
妊娠26週で子宮頚管28ミリ。
最初の頃は、少し安静にすればまた元の妊娠生活に戻れると気楽に考えていました。
ただひたすらに1人で布団の上で過ごす日々。
この生活があとどれ位続くのかもわからない。
家事も出来ずにレトルトやチルド惣菜で過ごす毎日。
実際に安静生活を送った人でないとわからない辛さがありますよね…。
食事・トイレ・3日に1度のシャワー以外は極力横になり、かなり安静にしていた私でしたが、ふとした先生の一言で少し安静を緩めてしまいました。
その結果子宮頚管19ミリに。
自宅安静から入院生活へ。
どれくらい安静にしていたら子宮頚管が回復し、どれくらい安静を緩めたら入院になってしまったのか。
私の体験談はこちらの記事にまとめてあります。
切迫早産で入院するとこんな生活を送ります
自宅安静から入院生活になった私。
切迫早産で入院すると
- 毎日のノンストレステスト(NST)
- 点滴
- 3回の食事
- 3日に1回のシャワー
- 4日に1回の点滴差し替え
など、決まった毎日の繰り返しの日々になります。
その間に点滴の副作用に耐えたり、更に子宮頚管が短くなってしまったりと精神的に辛かったことも。
ただ、個人的には日中ずっと一人で過ごしたアパートでの安静生活よりは、何かあったら対応してもらえる安心感はありました。
食事が出てくるのもありがたかったです。
入院費もコープの女性専用の保険に入っていたため、最終的には全くかからず、むしろプラスの額になりました。
入院中の詳しい体験談はこちら
切迫早産で入院中の過ごし方 1日の流れや食事 点滴の副作用など
退院後どれくらい体力が低下したかと、その後への影響
自宅安静と入院生活で合計2カ月近くほぼベッドの上で過ごしていたため、もちろん体力は落ちました。
どれくらい落ちていたかというと、地べたに座ると自分で立ち上がるのが困難なレベル。
それでも最終的には無事に出産することが出来ました。
ただ産後はやはり体力が落ちていて色々としんどかったので、周りのサポートが必要。
出来るだけ周りを頼って生活しました。
退院後の体力低下と出産・産後への影響について詳しくはこちら
2カ月間の切迫早産生活を振り返って
本当に果てしなく長く感じた切迫早産の安静生活。
自分の中でも気持ちにかなり波がありました。
- どうか無事に正産期までお腹の中にいて欲しい。
- 元気に産まれてきて欲しい。
ただただそれだけを毎日願って過ごす日々。
切迫早産になっていなければ、ここまでお腹の赤ちゃんに向き合い、妊娠・出産に向き合い、命の大切さに向き合うことはなかったかもしれません。
あのときまさに一心同体で共に頑張った息子も、今では2歳。
無事に成長し、今は家中かけまわってよく笑いころげるちょっとビビりでお茶目な我が子。
時にはイライラしたり、疲れてしんどい思いをするときもあるけれど、寝顔を眺めてはあのときお腹にとどまってくれ、無事に産まれて来てくれて良かったなって思うんです。
この記事を読んで下さっているあなたは今まさに切迫早産の最中にいるかもしれません。
毎日本当に長く、こんなに辛いものなのかと噛み締めている方も多いはず。
その気持ちすっごくよくわかります。
私は直接何かすることは出来ませんが
小さなことでもいいから、何か毎日に良いことがありますように。
一日も早く薬の副作用が軽くなりますように。
少しでも辛い気持ちが和らぎますように。
無事に元気な赤ちゃんに会えますように。
とお祈りし願っています。
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